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下取りと買取ではなぜ査定額が違ってしまうのか

同じ車業界の中なのに、ディーラーの下取り査定と買取専門店の査定とが大きく違うというのは何か割り切れない思いになってしまいますね。

でも実際の話、買取専門店の買取事例を見ても、一括査定サイトの査定・買取例を見ても、買取の方が下取りよりも査定額が高いのは明らかなのです。

なぜこれほどに両者の査定額が違ってしまうのでしょうか。

よくよく調べてみると、下取りの査定額が買取査定額より安くなってしまう原因は、どうやら基準価格の違いだけではないようです。

■下取り査定と買取査定の違い

発射台になる基準価格が全く違う

<買取>

業者オークションの落札相場からマージン分を差し引いた価格を基本にしている。

大手買取店になるほど全国の相場情報をリアルタイムに持ち高い価格を提示できる場合が多い。

<下取り>

系列メーカーごとに決められている下取り基本価格表を基にしている。

基本価格表の更新はあるが、業者オークション相場には連動していない。

装備品の評価が全く違う

<買取>

オーディオやエアロパーツなどの社外品でも評価され人気のある装備などに高値がつくことがある。

<下取り>

純正品でなければプラス査定されにくい。

オプションも新車時に取り付けたメーカー純正品以外は評価されにくい。

店舗間の競争の違い

<買取>

一括査定などで複数業者の査定額が比較されることが多く、競争で査定額がつりあがることが多い。

<下取り>

同一メーカー系列のディーラーで競争にならないように同一の基準価格を用いている。

そのディーラーの新車購入を前提にした下取りなので他メーカー系列のディーラーへ逃げにくい。

買い取った車の再販売コストの違い

<買取>

買い取った車はすぐ業者オークションに出品するので長期の在庫を持つことが少ない。

<下取り>

自社展示場でも系列の中古車販売店でも店頭販売は業者オークションでの販売に比べ時間がかかり、駐車スペースの管理費、相場下落などの影響を受け、余分な流通コストが発生する。

そのコストが査定額を押し下げる。

外にも細かい違いはあるのでしょうが、ざっと大きなものを整理するだけでこのような違いがあることがわかります。

ざっくりと総括してみると、

ディーラーの下取り査定は、絶対に損を出さないガチガチの硬直査定

買取専門店の買取査定は、マージンの幅で勝負する積極査定

といったことになりますかね。

■ビジネスのスタイルの違いでディーラーは買取店に勝てない

査定の仕方の違いも大きいですが、もう1つ決定的な違いが両者にはあります。

なんだと思いますか。それは、ディーラーと買取専門店とは中古車を取り扱う絶対量が全く違うということなんです。

取扱量が大きければ大きいほどスケールメリットも大きくなり、薄利多売が可能になります。

薄利多売ができるということは、仕入れのマージン幅を小さくできるということです。

新車が専門で中古車が片手間のディーラーは、はるかかに多くの中古車を捌いている買取専門店にかなうわけがないといったところなのでしょう。


軽自動車を下取りに出せば必ずと言っていいほど損をすることになるでしょう。
中古が人気の軽自動車こそ一括査定で高額売却を狙うべきです。


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